ワーキングプアとホームレス

ワーキングプアとホームレス

ワーキングプアとは、フルタイムで働いているにも関わらず低収入から脱却出来ず、生活に貧している者を指す。生活保護の水準以下の収入であることが目安とされている。

 

国によって尺度は異なる。日本では長引いた不況で職を失った中高年層や、非正規労働をせざるを得ない若年層において増加しており社会問題になっている。

 

保証のない低収入が続くと、何か些細なきっかけで家を失ってしまうこともあり、そのままホームレスになってしまうことも往々にしてある。

 

従来のように路上で生活していく者もいれば、近年増加してきたネットカフェ難民になるものも多い。

 

このようにワーキングプアとホームレスには密接な関係があり、ホームレス問題の解消のためには雇用問題の早期解決が必要とされている。

 

また、男性は失業し家を失っても「労働が可能」と判断され生活保護を受けることが出来ないが、女性は婦人保護センター、子どもは児童福祉施設など駆け込み先が整っている。

 

このような待遇の差が、男性のホームレスの多さや自殺率の高さにつながっている。
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