ネットカフェ難民について

ネットカフェ難民について

ネットカフェ難民とは、主に経済的な理由で特定の住宅に住むことが出来ずインターネットカフェで寝泊りする人たちのことである。

 

略してネフェ難民。ネットカフェは安ければ一晩1000円で宿泊することができ、カプセルホテルよりもより安価である。

 

住所不定な彼らは広義でいうホームレスである。定収入や定職を持たない者が多く、日雇いの派遣労働でその日暮らしをしていることが多い。

 

一度そうなってしまえば定職を見つけることは非常に難しく、ネカフェ難民の生活から抜け出せなくなってしまう。

 

厚生労働省が2007年に行った調査では、当初の予想を裏切り若年層だけに限らず中高年までがネカフェ難民化していることが明らかになった。男女比は6:4であった。

 

特定の世代や性別に限らず、その層はかなり厚いことが発覚した。

 

中には定収入のある正社員であるにも関わらずネット難民としての生き方を選ぶものもおり、その動機は複雑化の一途を辿っている。

 

類義語として「マック難民」がある。一番安価な商品価格が100円で、24時間営業のマクドナルドに寝泊りする者たちを指す。

 

しかし中にはたまたま終電を逃した学生がその日だけ夜を明かしていることも多いため、調査に正確さが求められている。
⇒日雇い労働とワーキングプア